【開催レポート】審査員体験会(福岡東地区大会)
2022年10月13日木曜日
9月23日(金)のブルグミュラーコンクール福岡東地区大会にて、審査員体験会が行われました。
指導を担当された熊本美由紀先生より開催レポートが届きましたので、ご紹介させていただきます。
【ブルグミュラーコンクール福岡大会】
〜審査員体験会を初めて開催致しました〜
2022年9月23日
ブルグミュラーコンクール福岡東地区大会
今年より福岡大会に加わり、初開催。
同日、こちらも福岡大会にて初開催の【審査員体験会】が行われました。
20代〜30代の先生方が3名参加され、私は『指導担当』として、
審査体験をする前後にアドバイスをさせて頂きました。
内容・進行・資料作成の全てをお任せ頂いたので、どうやったら先生方が、
この機会をより充実したものにして頂けるか?考えました。
そして、思いついたのが「3つの質問」でした‼️
コーチングでもお馴染みの『質問』です。
この3つの質問を事前にお伝えして、用紙に書いてきて頂き、
当日、審査前レクチャーでシェアしました。
体験会が一方通行ではなく、参加型により、
その時間をより充実したものにしてもらえたらと、宿題を出させて頂きました。
この日のスケジュールは、以下のように進行されました。
※資料も作成させて頂き、大好きな薔薇のモチーフでテンションが上がりました😄
[1.審査前レクチャー]
審査前レクチャーでは、最初に宿題だった『質問』の答えを、
みなさんでシェアしたのですが、そのお答えが、みなさん、素晴らしくて、
私は思わず拍手していました‼︎
3人とも、20代〜30代の先生方なので、ご自分が数々のコンクールを受けて来られ、
そこで頂いた講評用紙の内容を思い出してお答え下さっていました。
3人の先生のご意見を簡単にまとめてみました‼️
【印象に残る嬉しい講評】
テクニック面を一生懸命練習したところを褒めて頂いたのも
嬉しかったのですが、
・表情豊かな演奏
・表現力がありとても伝わる演奏
・よく勉強されていて構成力がある演奏
内面を褒めて頂くと最高に嬉しかったです。
特に表現を苦労した所を褒めて頂くと、
報われた気がして頑張ってよかったと思いました‼︎
【印象が悪かった講評は?】
印象が悪いというのはありません。
自分の足りないことを書いて頂けて、次の目標になり、ありがたかったです‼︎
ただ、自分でもどう捉えたら良いのか分からない講評がたまにありました。
「点数は低いのに、講評の内容は褒める内容のみの時」
【今日はどんな講評を書きたいですか?】
参加者のみなさんが講評を読んで、コンクールに出てよかった‼︎
これからの練習に役立てよう‼︎と思ってもらえる内容を書きたいです。
体験する前のレクチャーの時点で、今日の体験会の
「5割」の事は吸収されたように感じました。
そして、点数の基準、準備するもの、回収など、実際に必要な事を、
資料で説明して、いざ❗️会場へ❗️
[2.審査体験]
幼児の部
小学校1・2年A部門
小学校1・2年B部門
小学校5・6年A部門
小学校5・6年B部門
中学生部門
高校生~一般部門
を実際に審査して頂きました‼️
終了後、審査後レクチャーを行いました。
[3.審査後レクチャー]
上記の流れで行い、みなさんの意見をまとめてみました。
🔹感想のシェア
・自分の考えを言語化するのが難しかったです。
・小さな子は短い時間の中で、伝わる言葉選び
・大きな子は時間に余裕がある分、沢山書きたいことが出てきて、
書こうとすると、月並みな言葉しか出てこなくなり、
まとめるのが難しかったです。
審査をするって、予想以上に大変なんだと感じました。
🔹点数のシェア
・同じような点数
・点数の幅の違い
・真反対の点数
同じ曲を聴いても、1人ずつ意識している評価が違うので、
点数の傾向にばらつきが出ることを実際に体験でき、
今まで頂いた点数にも納得しました。
🔹講評内容のシェア
ランダムに演奏番号を選び、全員読み上げてもらいました。
同じような内容でも、表現する言葉が違い、
お互いの内容がとても勉強になりました。
シェアする事で、言葉数が増えました。
その後、その日の審査員の先生方、大会実行委員長から
体験会の先生へアドバイスをくださいました‼️
同じ演奏を聴いた審査員の先生方からは、
ご自分が審査で大切にしている事、
講評用紙を見て1人ずつ細かいアドバイスを下さいました。
体験会の先生方は、とても納得されてました。
大会実行委員長からは、
今日はとても貴重な経験をされたと思います。
先生方のこれからのレッスンのご指導に是非、
活かして頂きたいです‼︎と、お言葉を頂きました。
最後に【今日一日の感想】を体験会の先生に発表してもらいました‼️
とても勉強になりました。
何も書けないかもと思っていたけれど、
それは無く、書けたことは嬉しかったです。
ただ、それが、最初に考えていた参加者の方の為に‼︎というのには、
ちょっと程遠かったです。
審査員の先生方って、本当に素晴らしいなあと思うのと同時に、
その演奏に的確な言葉を選べるようになると、
レッスンでのアドバイスも上手くなるだろうなあと思いました。
みなさんの感想をまとめるとこんな感じでした。
【体験会先生方のレポート】
★城間結香先生
★天本佳音先生
★田中祐依先生
そして、私からもまとめを‼︎
「感じたことを言語化するのは、イメージ力と慣れです!なので、
訓練すれば誰でもできるようになります。
普段のレッスンで、生徒さんの一回弾きや、グループレッスンで弾きあい会を
して、講評用紙のように書いて全員に渡すことをやってみてください。
今日の貴重な経験を継続してやってみることで、だんだん言語化が上手に
なりますし、レッスンの時に伝わる言葉選びができるようになります。
お疲れ様でした」
と締め括らせて頂きました‼︎
この体験会を通して、私自身も、審査させて頂く時の頭と心の整理整頓ができ、
とても貴重な経験をさせて頂きました。ありがとうございました。
審査員体験会 指導担当 熊本美由紀
指導を担当された熊本美由紀先生より開催レポートが届きましたので、ご紹介させていただきます。

【ブルグミュラーコンクール福岡大会】
〜審査員体験会を初めて開催致しました〜
2022年9月23日
ブルグミュラーコンクール福岡東地区大会
今年より福岡大会に加わり、初開催。
同日、こちらも福岡大会にて初開催の【審査員体験会】が行われました。
20代〜30代の先生方が3名参加され、私は『指導担当』として、
審査体験をする前後にアドバイスをさせて頂きました。
内容・進行・資料作成の全てをお任せ頂いたので、どうやったら先生方が、
この機会をより充実したものにして頂けるか?考えました。
そして、思いついたのが「3つの質問」でした‼️

コーチングでもお馴染みの『質問』です。
この3つの質問を事前にお伝えして、用紙に書いてきて頂き、
当日、審査前レクチャーでシェアしました。
体験会が一方通行ではなく、参加型により、
その時間をより充実したものにしてもらえたらと、宿題を出させて頂きました。

この日のスケジュールは、以下のように進行されました。

[1.審査前レクチャー]
審査前レクチャーでは、最初に宿題だった『質問』の答えを、
みなさんでシェアしたのですが、そのお答えが、みなさん、素晴らしくて、
私は思わず拍手していました‼︎
3人とも、20代〜30代の先生方なので、ご自分が数々のコンクールを受けて来られ、
そこで頂いた講評用紙の内容を思い出してお答え下さっていました。
3人の先生のご意見を簡単にまとめてみました‼️
【印象に残る嬉しい講評】
テクニック面を一生懸命練習したところを褒めて頂いたのも
嬉しかったのですが、
・表情豊かな演奏
・表現力がありとても伝わる演奏
・よく勉強されていて構成力がある演奏
内面を褒めて頂くと最高に嬉しかったです。
特に表現を苦労した所を褒めて頂くと、
報われた気がして頑張ってよかったと思いました‼︎
【印象が悪かった講評は?】
印象が悪いというのはありません。
自分の足りないことを書いて頂けて、次の目標になり、ありがたかったです‼︎
ただ、自分でもどう捉えたら良いのか分からない講評がたまにありました。
「点数は低いのに、講評の内容は褒める内容のみの時」
【今日はどんな講評を書きたいですか?】
参加者のみなさんが講評を読んで、コンクールに出てよかった‼︎
これからの練習に役立てよう‼︎と思ってもらえる内容を書きたいです。
体験する前のレクチャーの時点で、今日の体験会の
「5割」の事は吸収されたように感じました。
そして、点数の基準、準備するもの、回収など、実際に必要な事を、
資料で説明して、いざ❗️会場へ❗️
[2.審査体験]

幼児の部
小学校1・2年A部門
小学校1・2年B部門
小学校5・6年A部門
小学校5・6年B部門
中学生部門
高校生~一般部門
を実際に審査して頂きました‼️
終了後、審査後レクチャーを行いました。
[3.審査後レクチャー]

上記の流れで行い、みなさんの意見をまとめてみました。
🔹感想のシェア
・自分の考えを言語化するのが難しかったです。
・小さな子は短い時間の中で、伝わる言葉選び
・大きな子は時間に余裕がある分、沢山書きたいことが出てきて、
書こうとすると、月並みな言葉しか出てこなくなり、
まとめるのが難しかったです。
審査をするって、予想以上に大変なんだと感じました。
🔹点数のシェア
・同じような点数
・点数の幅の違い
・真反対の点数
同じ曲を聴いても、1人ずつ意識している評価が違うので、
点数の傾向にばらつきが出ることを実際に体験でき、
今まで頂いた点数にも納得しました。
🔹講評内容のシェア
ランダムに演奏番号を選び、全員読み上げてもらいました。
同じような内容でも、表現する言葉が違い、
お互いの内容がとても勉強になりました。
シェアする事で、言葉数が増えました。

その後、その日の審査員の先生方、大会実行委員長から
体験会の先生へアドバイスをくださいました‼️
同じ演奏を聴いた審査員の先生方からは、
ご自分が審査で大切にしている事、
講評用紙を見て1人ずつ細かいアドバイスを下さいました。
体験会の先生方は、とても納得されてました。
大会実行委員長からは、
今日はとても貴重な経験をされたと思います。
先生方のこれからのレッスンのご指導に是非、
活かして頂きたいです‼︎と、お言葉を頂きました。
最後に【今日一日の感想】を体験会の先生に発表してもらいました‼️
とても勉強になりました。
何も書けないかもと思っていたけれど、
それは無く、書けたことは嬉しかったです。
ただ、それが、最初に考えていた参加者の方の為に‼︎というのには、
ちょっと程遠かったです。
審査員の先生方って、本当に素晴らしいなあと思うのと同時に、
その演奏に的確な言葉を選べるようになると、
レッスンでのアドバイスも上手くなるだろうなあと思いました。
みなさんの感想をまとめるとこんな感じでした。
【体験会先生方のレポート】
★城間結香先生

★天本佳音先生

★田中祐依先生

そして、私からもまとめを‼︎
「感じたことを言語化するのは、イメージ力と慣れです!なので、
訓練すれば誰でもできるようになります。
普段のレッスンで、生徒さんの一回弾きや、グループレッスンで弾きあい会を
して、講評用紙のように書いて全員に渡すことをやってみてください。
今日の貴重な経験を継続してやってみることで、だんだん言語化が上手に
なりますし、レッスンの時に伝わる言葉選びができるようになります。
お疲れ様でした」
と締め括らせて頂きました‼︎
この体験会を通して、私自身も、審査させて頂く時の頭と心の整理整頓ができ、
とても貴重な経験をさせて頂きました。ありがとうございました。
審査員体験会 指導担当 熊本美由紀