東京11月ファイナルの時間割公開のお知らせ
東京11月ファイナルの時間割を公開しました。
会場ごとの注意事項につきまして、時間割下部に記載しておりますのでご確認ください。
参加票は、11月7日(月)までにメールにてお送りいたします。
個別の受付時間につきましては、参加票にて通知いたします。
東京11月ファイナル
●幼児部門
・開催日:11月23日(水・祝)
・会場:IMAホール
・時間割:こちら
●小学1・2年A部門
・開催日:11月19日(土)
・会場:Hakuju Hall
・時間割:こちら
●小学1・2年B部門
・開催日:11月19日(土)
・会場:慶應義塾大学 藤原洋記念ホール
・時間割:こちら
●小学3・4年A部門
・開催日:11月19日(土)・11月20日(日)
・会場:IMAホール
・時間割:こちら
※小学3・4年A部門は参加者数が多いため2日間に渡る開催となります。
時間割も2ページにわたっておりますのでご注意ください。
●小学3・4年B部門
・開催日:11月23日(水・祝)
・会場:Hakuju Hall
・時間割:こちら
●小学5・6年A部門
・開催日:11月20日(日)
・会場:慶應義塾大学 藤原洋記念ホール
・時間割:こちら
●小学5・6年B部門
・開催日:11月23日(水・祝)
・会場:慶應義塾大学 藤原洋記念ホール
・時間割:こちら
●中学部門
・開催日:11月19日(土)
・会場:IMAホール
・時間割:こちら
●高校~一般部門
・開催日:11月23日(水・祝)
・会場:慶應義塾大学 藤原洋記念ホール
・時間割:こちら
※新型コロナウイルスの影響により、今後の開催形式の変更・中止の場合がございます。予めご了承ください。
作曲家は、どんなことを考えて曲を作っているのでしょう?
短い曲でも、そこにはその何倍もの作曲家の想いが込められています。
2022年度ブルグミュラーコンクール課題曲の作曲家の先生に伺ってみました。
第3回:安倍 美穂 先生(小学3・4年生A部門「夢のなかで」)
■夢の中の場面の変化を感じて
Q.「夢のなかで」の曲には、どのような想いがこめられていますか?
A.夢って人それぞれだし、他人の夢って見ることができないでしょう。だから、「私が見たのはこんな夢だったのよ」というのをそれぞれイメージして弾いていただけたらいいなと思います。
皆さんは夢でどんなところに行ったことがあるかしら?おもちゃの国でもいいし、お菓子の国でもいい。歩いていたらお花を見つけたり、小鳥さんが鳴いていたり、音が高くなったところで空を見上げたら雲があったり。アウフタクトで始まるので、「どこへ行くのかな~」と夢の中を歩いて行って、A-A’-B-A”と4つの場面で色々な風景と場面の変化があるといいですね。(※課題曲としてはA’にあたる繰り返しは省略されます)
Q.場面の変化は、どのような形で表されていますか?
A.まずはA’でp(ピアノ)になるところで変わりますね。少し暗い所に入ったかな?と思うような。そして、A-A’では「短い・短い・長い」というフレーズに分散和音の伴奏だったのが、Bでは同じくらいの長さのフレーズが続き、左手が下降する単音の伴奏になります。そして、ここで初めて左手にフラットとナチュラルが出てきます。臨時記号というのは、作曲家からの大きなサインですので、見逃さずに、そこに隠れている和音を見つけてください。単音のところも、コードで弾いてみると和音やニュアンスの変化が感じられていいかなと思います。そういう所で、自分なりのストーリーを考えていただければと思います。
■8分の6拍子とアウフタクトの感じ方
Q.拍子の要素としては、どのような工夫がされていますか?
A.夢の雰囲気を出すために、8分の6拍子で、ゆりかごのように揺れる感じにしています。夢っていつのまにか入っていたり、いつの間にか目が覚めたり、途中で知らない間にぐっすりと眠ってしまっていたりしますよね。そういうふわふわした感じが出るといいなと思いました。
例えば最後なども、いつの間にかぐっすり眠ってしまったかもしれないし、はっと目が覚めたのかもしれない。レッスンの中ではそうやって色々と遊びながら試してみていただいてもいいかなと思います。
8分の6拍子はよく“8分の3拍子が2個”になってしまいがちなので、先生が低音でベースをつけてあげるだけでも拍子や流れがつかめるので、すごくお勧めです。
アウフタクトのエネルギーも大事な要素です。アウフタクトは、宙ぶらりんで、足を上げている状態。この曲の最初のアウフタクトは伴奏がないので、聴いている人も地に足がつかない状態で、1拍目になって初めて「ああ、こういう調性ね」と分かります。でも、アウフタクトを感じすぎてしまうと、1拍目がどこか分からなくなってしまいやすいので気を付ける必要があります。スラーのつながりも大切ですが、小節の切れ目というのはとても大事で、小節線をまたいで和声も変わっていますので、「ここが1拍目」というのを弾き飛ばしてしまわないようにしたいですね。
■自分の子どもの頃に欲しかった曲を作る
Q.安倍先生が作曲される時のイメージの源泉は何でしょうか?
A.子どものための曲を作ることが多いので、子どもがタイトルを見て、曲を聴いてイメージしやすいものを考えることが多いですね。私が子どもの頃には、子どものための近現代曲ってほとんどなかったんですよね。なので、自分が子どもの時にこんな曲があったら絶対喜んで練習したわ、と思うものを作ろうと思っています。男の子が喜ぶ曲も少ないので、男の子が喜びそうなカッコいい曲も作りたいと思っています。
また、「自分にも作曲ができる!」と思ったきっかけが、リトミックで即興演奏を勉強したことなので、どういう風にすると子どもが動けるかという観点、動きを伴った音楽、というのも、私の原点にあります。作曲をしてみると、どこからクレッシェンドを書くかとか、気持ち的にはf(フォルテ)だけどfって書くと子どもはバンバン弾いちゃうかなとか、色々と悩みながら作るので、楽譜の見方が変わってきます。作ってみるとすごく世界が広がるので、ピアノの先生方にもぜひ作曲してみることをお勧めしたいです。
Q.参加者の方へメッセージをお願いします
A.音楽って自分を表現するものだし、楽しいものですよね。人と一緒じゃないといけないとか、間違えちゃいけないとか思わず、コンクールだからといって硬くならないで欲しいなと思います。「音楽は楽しいものだよ」っていうことをいつも忘れないで、コンクールとつきあってもらえたらと思います。
(2022年8月1日取材)
※記事の公開が遅くなってしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
■安倍 美穂(あべ みほ)
大阪音楽大学卒業、同大学院ピアノ科修了。ピアノを沖田静子、平井丈二郎、安川加寿子、V.マルグリス各氏に、リトミック、即興演奏を馬淵明彦氏、チェンバロを鴨川華子氏に師事。またオペラ伴奏をS.マストランジェロ氏に師事、オペラ公演、オペラ講座のアシスタントを多く務める。ピティナステップトークコンサートを全国各地で展開。作曲家としては、こどものためのピアノ曲集「なにしてあそぶ?」(カワイ出版)、「発表会に長くてかっこいい曲を弾こうシリーズ」「プレリーディングおもしろ伴奏集」(ピティナミュッセ)他出版作品多数。ピアノ専門誌「ムジカ・ノーヴァ」に「ポピュラーピアノ for Kids 」を連載。ピティナ新曲課題曲賞受賞5回。
中国後期ファイナルの各部門ごとの会場と日程公開のお知らせ
中国後期ファイナルの各部門ごとの会場および日程を公開しました。
中国後期ファイナル
●11月26日(土)
:幼児、小学3・4年A、小学3・4年B、中学、高校~一般部門
●11月27日(日)
:小学1・2年A、小学1・2年B、小学5・6年A、小学5・6年B部門
※新型コロナウイルスの影響により、今後の開催形式の変更・中止の場合がございます。予めご了承ください。
作曲家は、どんなことを考えて曲を作っているのでしょう?
短い曲でも、そこにはその何倍もの作曲家の想いが込められています。
2022年度ブルグミュラーコンクール課題曲の作曲家の先生に伺ってみました。
第2回:松田 紗依 先生(幼児部門「さあ すすめ」)
■小さいものたちが進もうとする一生懸命な気持ち
Q.「さあ すすめ」はどのようにして生まれた曲でしたか?
A.作曲をする時には、色々なものからイメージが湧いてくるのですが、特に自然を見ていて感じたことを音にしたり、絵本を読んでいて「あっ、この場面に合うような音が聞こえてくるわ!」ということもあります。小さい方のための曲を作る時には、特に絵本を見ることが多いですね。
「さあ すすめ」の曲は、娘に昔読んであげた「そらまめくん」シリーズの絵本『そらまめくんとめだかのこ』という本からもイメージをもらっています。そらまめくんたちがめだかのこを助けるために、一生懸命にそらまめのさやを運ぶ場面を思い描きました。またスペインの絵本で、てんとうむしが結婚式に行列している様子や、うちの家の庭でアリが並んでとことこ歩いたり、小さなカタツムリが葉っぱの上でゆっくり歩いている様子などを見て、小さなものたちが一生懸命に歩いたりものを運んだりしている雰囲気をイメージして作った曲です。「さあ すすめ」には、こうした「さあ、これから行こう!」という時の、気持ちの一生懸命さを曲に込めました。
できた曲を生徒さんたちに弾いてもらって、思い浮かぶことを聞いたところ、「遠足でお山に登ったところ」など、色々な「さあ すすめ」が出てきました。弾く方によって、それぞれの「さあ すすめ」があっていいのではないかなと思うので、ぜひ想像をめぐらせてみてください。
Q.演奏の指示としては、「はっきりと」という言葉と、強弱記号とが記されていますが、これらには、どのようなことが込められていますか?
A.私は、そらまめくんたちがさやを運んだりする時の一生懸命さをそこへ込めました。楽譜には mf(メゾフォルテ)とか f(フォルテ)とかの記号としてしか書けないのですが、その中には色々な意味があります。例えばフォルテもただ強いのではなく、明るいフォルテがあったり重いフォルテ、分厚いフォルテ、ゆったりしたフォルテもあります。色々なフォルテの中から、それぞれの場面で曲からのイメージを膨らませていただけたらと思います。ここでは、目標に向かってしっかりした気持ちで進むような感じですね。音量が小さくても、はっきりとした感じは出ると思います。
Q.ご自身で指導される時には、絵本を見せてイメージを膨らませたりされますか?
A.しますね。絵本を見せたり、曲に合わせてお話を作ったりしながら、イメージが湧くように指導することもあります。お話も、生徒さんによってその時その時で違ってきます。
■レガートの交互奏と、2分音符の5番の指
Q.テクニック的なポイントはどういうところでしょうか
A.4つと3つのレガートで交互奏になっているところですね。この曲は『ピアノレッスン併用曲集1』の29曲目に入っているのですが、交互奏自体はピアノレッスンシリーズ1巻目の『プレピアノレッスン』の一番最初から出てきます。左は左、右は右と分けて弾くのではなく、左右の手でメロディラインを弾くことで、体全体で音楽を捉える力が育ち、左手にも脳の神経が行き届くので、歌おうとする左手が育つので、はじめから左右の交互奏を入れています。まずは1音ずつの交互奏。次は2本、3本、4本…と1本ずつ指を加えていきます。「さあ すすめ」のあたりでは、4つのレガートを「ファミレドシラソ」という順次進行と「ソラシドレミド」という戻りとの両方の形で学んでいきます。
もう一つのポイントは、右だけ1音5の指が出てくるところです。1,2,3,4の4本の指で弾いてきたところで、このあたりから5の指も使って弾いていくことを提案しています。ピアノを弾いていく上で、指のフォームが大事になってくるのですが、あまりたくさん4分音符が続くと、フォームに負担がかかってくずれてきてしまいます。そこでここは2分音符にして大事に弾けるようにしてみました。2分音符を入れることで、そこでちゃんとゆるめて、フォームがしっかり保てているかを確認してから進めるように、という意図があります。特に、5の指で弾いた時、2番の指が鍵盤の上にちゃんとあるか、確かめてあげるとよいと思います。弾いていない指が上に上がったり手首が落ちてしまったりすると、次に行く準備ができませんので。
Q.参加者の方へメッセージをお願いします
A.この曲に出会って、色々なコミュニケーションが生まれ、楽しくレッスン時間を過ごしていただけたらと思います。この曲を弾く皆さん1人1人が、心を込めて弾けて、自分の音を楽しく聴ける、そして「こんな曲がありますよ」と紹介していただくような気持ちで弾いていただけたらいいなと思います。
この曲に対して「こんなお話ができた」と書いたり、「この場面に合うんじゃないか」とイメージを膨らませていただくのも、歌う気持ちの助けになるのではと思います。色んな「さあ すすめ」を期待しています。皆さんぜひ一生懸命に取り組んでみてください。
(2022年7月19日取材)
※記事の公開が遅くなってしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
■松田 紗依(まつだ さえ)
兵庫県宝塚市生まれ。6歳よりピアノを始める。華頂女子高等学校音楽科ピアノ専攻卒業。同志社女子大学学芸学部音楽学科ピアノ専攻卒業。カナダ、ヴァンクーバーにて、ピアノ教育者エドワード・パーカー氏に師事、また助手も務める。その後渡英し、スラミィタ・アロノフスキー教授(ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックの教授、ロンドン・インターナショナル・ピアノコンペティション審査委員長)に師事し、ロシアン奏法を学ぶ。英国王立音楽院ピアノ演奏家試験(A.R.C.M.)に合格。
帰国後は、ピアノ教室「音のアトリヱ 」を主宰し、ロシアン奏法およびロシアン・ピアノメソッドによる教育の普及につとめる。長年のロシアン・ピアノメソッドに基づくピアノ指導の成果を、自作曲の初級テキスト「ピアノレッスン」(全7巻)にまとめる。続けて、ロシアン奏法に基づく「ちいさな練習曲集」を発表。ピアノ指導者を対象とした「ロシアン奏法に基づく合理的な練習方法」の講座を全国各地にて実施。京都を拠点に、ロシアンピアノ研究会を主宰。ピアノ指導者を対象とした雑誌「ショパン」「ムジカノーヴァ」へ寄稿、ピティナ機関誌などにも取り上げられる。
2015年、30年かけて創作した「ピアノレッスン」シリーズを、「ロシアンメソッド初級テキスト ピアノレッスン」シリーズとして全8巻に再編しカワイ出版より刊行。
ピアノを中心とした作編曲を多数発表。ピアノ連弾曲(編曲)「大きな古時計」「風のとおり道」、朗読と音楽「スイミーを読んで」「やまなし(宮沢賢治)」など。教育委員会主催の読書フェイスティバルや小児ホスピス、ピアノ発表会等で演奏される。自らも、自作品による演奏活動等を実施。地元の小学校や仙台の幼稚園での児童とのコラボレーションや、日本財団助成「親学レクチャー&コンサート」、ピティナ京都支部主催記念コンサートなど。彫刻家で芸術院会員であった故・松田尚之のアトリエを、「音のアトリヱ」としてコンサートホールに改装。創作活動や音楽の交流の場として受け継いでいる。ヨーロッパ国際ピアノコンクール、ショパン国際ピアノコンクールin ASIA、ピティナ・ピアノコンペティションなどの審査員を務める。(社)全日本ピアノ指導者協会(PTNA)正会員。PTNA京都アトリヱステーション代表。 PTNA京都支部副支部長。
指導を担当された熊本美由紀先生より開催レポートが届きましたので、ご紹介させていただきます。
【ブルグミュラーコンクール福岡大会】
〜審査員体験会を初めて開催致しました〜
2022年9月23日
ブルグミュラーコンクール福岡東地区大会
今年より福岡大会に加わり、初開催。
同日、こちらも福岡大会にて初開催の【審査員体験会】が行われました。
20代〜30代の先生方が3名参加され、私は『指導担当』として、
審査体験をする前後にアドバイスをさせて頂きました。
内容・進行・資料作成の全てをお任せ頂いたので、どうやったら先生方が、
この機会をより充実したものにして頂けるか?考えました。
そして、思いついたのが「3つの質問」でした‼️
コーチングでもお馴染みの『質問』です。
この3つの質問を事前にお伝えして、用紙に書いてきて頂き、
当日、審査前レクチャーでシェアしました。
体験会が一方通行ではなく、参加型により、
その時間をより充実したものにしてもらえたらと、宿題を出させて頂きました。
この日のスケジュールは、以下のように進行されました。
※資料も作成させて頂き、大好きな薔薇のモチーフでテンションが上がりました😄
[1.審査前レクチャー]
審査前レクチャーでは、最初に宿題だった『質問』の答えを、
みなさんでシェアしたのですが、そのお答えが、みなさん、素晴らしくて、
私は思わず拍手していました‼︎
3人とも、20代〜30代の先生方なので、ご自分が数々のコンクールを受けて来られ、
そこで頂いた講評用紙の内容を思い出してお答え下さっていました。
3人の先生のご意見を簡単にまとめてみました‼️
【印象に残る嬉しい講評】
テクニック面を一生懸命練習したところを褒めて頂いたのも
嬉しかったのですが、
・表情豊かな演奏
・表現力がありとても伝わる演奏
・よく勉強されていて構成力がある演奏
内面を褒めて頂くと最高に嬉しかったです。
特に表現を苦労した所を褒めて頂くと、
報われた気がして頑張ってよかったと思いました‼︎
【印象が悪かった講評は?】
印象が悪いというのはありません。
自分の足りないことを書いて頂けて、次の目標になり、ありがたかったです‼︎
ただ、自分でもどう捉えたら良いのか分からない講評がたまにありました。
「点数は低いのに、講評の内容は褒める内容のみの時」
【今日はどんな講評を書きたいですか?】
参加者のみなさんが講評を読んで、コンクールに出てよかった‼︎
これからの練習に役立てよう‼︎と思ってもらえる内容を書きたいです。
体験する前のレクチャーの時点で、今日の体験会の
「5割」の事は吸収されたように感じました。
そして、点数の基準、準備するもの、回収など、実際に必要な事を、
資料で説明して、いざ❗️会場へ❗️
[2.審査体験]
幼児の部
小学校1・2年A部門
小学校1・2年B部門
小学校5・6年A部門
小学校5・6年B部門
中学生部門
高校生~一般部門
を実際に審査して頂きました‼️
終了後、審査後レクチャーを行いました。
[3.審査後レクチャー]
上記の流れで行い、みなさんの意見をまとめてみました。
🔹感想のシェア
・自分の考えを言語化するのが難しかったです。
・小さな子は短い時間の中で、伝わる言葉選び
・大きな子は時間に余裕がある分、沢山書きたいことが出てきて、
書こうとすると、月並みな言葉しか出てこなくなり、
まとめるのが難しかったです。
審査をするって、予想以上に大変なんだと感じました。
🔹点数のシェア
・同じような点数
・点数の幅の違い
・真反対の点数
同じ曲を聴いても、1人ずつ意識している評価が違うので、
点数の傾向にばらつきが出ることを実際に体験でき、
今まで頂いた点数にも納得しました。
🔹講評内容のシェア
ランダムに演奏番号を選び、全員読み上げてもらいました。
同じような内容でも、表現する言葉が違い、
お互いの内容がとても勉強になりました。
シェアする事で、言葉数が増えました。
その後、その日の審査員の先生方、大会実行委員長から
体験会の先生へアドバイスをくださいました‼️
同じ演奏を聴いた審査員の先生方からは、
ご自分が審査で大切にしている事、
講評用紙を見て1人ずつ細かいアドバイスを下さいました。
体験会の先生方は、とても納得されてました。
大会実行委員長からは、
今日はとても貴重な経験をされたと思います。
先生方のこれからのレッスンのご指導に是非、
活かして頂きたいです‼︎と、お言葉を頂きました。
最後に【今日一日の感想】を体験会の先生に発表してもらいました‼️
とても勉強になりました。
何も書けないかもと思っていたけれど、
それは無く、書けたことは嬉しかったです。
ただ、それが、最初に考えていた参加者の方の為に‼︎というのには、
ちょっと程遠かったです。
審査員の先生方って、本当に素晴らしいなあと思うのと同時に、
その演奏に的確な言葉を選べるようになると、
レッスンでのアドバイスも上手くなるだろうなあと思いました。
みなさんの感想をまとめるとこんな感じでした。
【体験会先生方のレポート】
★城間結香先生
★天本佳音先生
★田中祐依先生
そして、私からもまとめを‼︎
「感じたことを言語化するのは、イメージ力と慣れです!なので、
訓練すれば誰でもできるようになります。
普段のレッスンで、生徒さんの一回弾きや、グループレッスンで弾きあい会を
して、講評用紙のように書いて全員に渡すことをやってみてください。
今日の貴重な経験を継続してやってみることで、だんだん言語化が上手に
なりますし、レッスンの時に伝わる言葉選びができるようになります。
お疲れ様でした」
と締め括らせて頂きました‼︎
この体験会を通して、私自身も、審査させて頂く時の頭と心の整理整頓ができ、
とても貴重な経験をさせて頂きました。ありがとうございました。
審査員体験会 指導担当 熊本美由紀